気功法に合掌呼吸という基本の形があります。
これはお祈りをするときの合掌の形をとり
手のひらを1cm離した状態を数分間、維持します。
ある程度熟達すると、手のひらの間に何か気のような
ものを感じたり、お互いの手のひらが磁石でひっぱられて
いるような感覚を実感できるようになります。
手のひらには、経絡(気の流れ)の起点が密集していて
合掌呼吸により気が活性化され、自律神経が安定します。
ある程度、この行法に熟達すると手のひらを5センチ程離した
状態でも気を感じるようになっていきます。
5cm離れた状態でも気を感じるようになると
10cm、15cmと離した状態でも感じるようになります。
「合掌呼吸」とあるように厳密には合掌の形を
しながら呼吸法を行うものですが、私の場合は気を実感することに
集中したいため、呼吸法は行っておりません。
このようなシンプルな修養でも熟達すると、自律神経を
安定させることができます。