「座る」ことの難しさ

曹洞宗に毎年恒例の行事があります。

それは「臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)といいます。

この「臘八大摂心」は、12月1日から12月8日まで

ぶっとうしで座禅を組む修行です。

実際は、休憩時間、食事、就寝時間はあると思いますが、

それにしても、すさまじい修行が行われます。

これは曹洞宗の本山「永平寺」で行われます。

永平寺は曹洞宗開祖の道元が開かれたお寺です。

その道元禅師の有名な言葉に「只管打座」というものが

あります。

これは座禅を組む際、ただひたすらに座り続ける

ということだそうですが、私も実際座禅を組むと

この「ただ座る」ことの難しさを実感します。

それには「望み」もなければ「願い」もない。

自分の私利私欲を超越した無念無想の境地が

もっとも調和のとれた状態であると言うことだそうですが、

頭で分かっても体がついていかないというのが、

私の率直な感じです。

でもこの座禅の修養は今後も続けるつもりです。

以前このブログの「右脳を鍛えると、10歳若返る?」

書きましたが、左脳、右脳の調和をとるには、

この座禅の修行がもっとも有効であると思うからです。

ですからこの座禅の修行は今後も続けていくつもりです。

おそらく一生やり続けるんじゃないかと思います。

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